PMDDなどの生理前の症状と中用量や低用量ピル

女性の身体というのはデリケートなものですが、とくに生理前の一時期に限って、身体的または精神的な不調を訴えるということは多いものです。そのようななかでも、生理前に吐き気、めまい、下腹部痛などといった身体的なものを中心とした症状が発生し、耐え難い思いにとらわれるものの、生理がきてしまってから数日も経過すると、うそのようにその症状がやわらいでしまうというのが、いわゆる月経前症候群とよばれているものです。
こうした症状については、婦人科などを受診した上で、低用量ピルとよばれる、避妊用のピルを処方してもらうという対処方法があります。低用量ピルのなかには、女性ホルモンが一定量含まれているため、これを継続的に飲むことによって、体内における女性ホルモンの量が一定に保たれるようになることから、生理前の不快症状が改善される可能性が高いのです。低用量ピルでは効き目がないという場合には、中用量ピルといって、低用量ピルよりも女性ホルモンの配合量が多いものを処方される場合もあります。
また、一般的な月経前症候群であっても、身体のほかに精神的な症状があらわれるものですが、特に精神的な症状のほうが前面に出て、いわば生理前だけに発生するうつ病のような状態になってしまっているものを、PMDD、月経前不快気分障害とよぶことがあります。PMDDにかかってしまった場合には、全身がだるい、やる気が出ない、強い不安感におそわれるといった症状があらわれます。
こうした症状も、やはり女性ホルモンの作用によって、神経伝達物質であるセロトニンが極度に減少してしまったことが原因であると考えられています。PMDDについてはむしろ精神科のほうを受診して、選択的セロトニン再取込み阻害薬とよばれる薬剤などを処方してもらったほうがよいかもしれません。

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